ハルのブログ

進んだり、戻ったり、立ち止まったり…吹き飛ばされたり

緑のランプ

「伯父2さんが携帯の使い方が分からないって、2時に電話して来たのよ!」


ある朝、深夜に掛かって来た『どうでも良い内容』の件で怒り心頭の母からの電話。


「あぁ、昨日、おっちゃんから『携帯にしたけど、分からん』言うて電話あった」


母にはどうでも良い内容でも、伯父には深夜でも掛けたくなるほど、重要な内容だったのよ。


「緑のランプが点灯してる」


真夜中にピカピカ光る、あの光は、確かに理由が分からなければ、気味の悪い光でしかない。


折り返し、伯父2に電話をして、何か着信やお知らせメールが届いていないか確認するも、それが分からない。

(だよね。そりゃ、そうだ。)

持ちたくて持った携帯ではない。

あの『作業の一環』のお引っ越しさえなければ、伯父は生涯、携帯なんて持たなかっただろう。

そして、こんな、訳の分からん混乱を引き起こし、眠れない日々、落ち着かない日々を過ごす事はなかった。

伯父は何も悪くない。

何も悪い事なんてしていない。

なのに。


2日後に、中間値点である母の里で合流する約束をして一段落。

(実際は一段落どころか、私にも数回、連絡はあったけど、更にあちこちに掛け合い、お店にも出向き、どうしたら、このピカピカが消えるのか、訪ね回ったらしい。)


電話で説明するより、実際にあって、使い方を説明する。


「青いランプが光ったら『メールが届きましたよ』って言うお知らせ、赤いランプが光ったら『着信がありましたよ』って言うお知らせ…」

「じゃ、緑は?」

「ごめん、青じゃなく緑だったね😅」


「電話を掛けたい時は青。受話器を上げるって事ね。」

「青…?」

「ごめん、ごめん。緑の受話器マーク!🙏切る時は赤の受話器マーク。」


何度も聞いて、色々メモをして、目の前で実際に使って頂いて、向かい合ってるのに電話で会話して、それを笑って…強張っていた表情がいつもの伯父2に戻った。


が、「また、分からなくなったり、分からない事ができたら、いつでも電話して😉✨」と言って別れた翌日…


「今度は赤色がピカピカする。昨日は緑だったんだ🌀」


伯父に腹は立たない。

何度聞かれても、何時に掛けて来られても。

伯父は何も悪くない。

誰かを恨む気にもならなかった。

ただ、ただ、伯父に申し訳ない気持ちで溢れていた。


「その内、慣れるよ😊」

「そうかなぁ…😔」


知らせがないのが良い知らせ。

連絡も徐々になくなり、「次に会う時にはメールを教えてあげよう。もう、使いこなしてたりして😁」


なんて思ってた矢先、「やっぱり、固定電話にしたんだ。新しい番号を言うから…」


一瞬、ガクッとなったけど、あぁ、これでストレスから解放されたのね、と、安堵したのが本心でした🍀

切欠は些細

伯父の住む土地は、75歳を過ぎないと支援を受けられないらしく、とは言え、老いは人それぞれで、土地にも年齢にも関係なく、それぞれのペースで老いて行く。


特に伯父は、人との繋がりを求めず、望まず、周囲に親戚どころか、友人も、ヘタをすれば、知人さえもいないかも知れない、そんな70歳な訳で…😅マジッス


さらに、離れて暮らすのは、気にはしつつも、暢気な残りの兄妹。


それぞれが、それぞれの土地で、それぞれに、それぞれなりに、穏やかに暮らしていた。2年程前までは。


「伯2: 大変だよ、ハル。前まで住んでた所が建て替えになって、辺鄙な山奥に連れて来られたんだ。誰もいない。電話が繋がらないから、携帯になったんだ。もう、よく分からないよ。前の家に戻りたいんだ。」


知れない人が聞いたら、所々チンプンカンプンだったり、一瞬、恐ろしい場面を想像しそうだけれど、100%は受けないまでも、大変な事になっている事だけは分かった。


若い頃から賑わいのある街で生活をして来て、70歳を前に、突然、見ず知らずの、全く環境も違う所へ移すって…惨い事をするもんだ。

若くても躊躇うだろう。

下手をすると、ボケちゃうよ、簡単に。


(今回、転倒の件で伯父の家へ寄らせて頂いたけど、本当に、住んでる人には失礼だけど、剥き出しの鉄筋が至る所で交差してて、まるで廃墟の工場みたいな住宅。薄暗く、人気もなく、私でもこの家には帰りたくないなぁと思ったのが正直な所です。)


決まりは決まりで、淡々と、作業の一環として、引越し業者を手配され、引越し業者も仕事なのでさっさと荷物を梱包し、伯父は荷物と一緒にここへ移され、作業終了と共に、完了とされたんだろう。


固定電話は転居手続きをしないと、プラグを差しても繋がらない。

長年住んで、漸くできた、数少ない友人、知人とも連絡が取れなくなった。

困って(電話機の故障だと思い込み)駆け込んだ電気屋さんで、『今時な固定電話』を求めたのに、携帯が『当たり前』な店員に携帯電話にするように勧められ、電話をしたいが為に契約したんだろう。

現に「家電売り場で固定電話が欲しいと言ったけど、『独り暮らしなら携帯の方が便利だ』と押し切られ、携帯売り場に案内された」らしい。

混乱の始まり始まり😢

第一難関突破

70歳独身、十分老人なんだけど、若いと言えば若くて、本人も里に戻る気はなくて、親族としては年齢も年齢なので、そろそろ…とか思ってたんだけど、頑固でして…一族、みんな😅ワタシモ


最初は倒れたと報告があって、慌てたんだけど、転倒だったって分かって一安心😌…した所に、「腎臓の数値が透析してる人の数倍も悪い。こんな数値は見た事ない」って医者に言われ、右往左往🌀

私がね😢



倒れたのは母の2番目の兄なんだけど、兄弟が倒れたって連絡があったと言うのに、上のお兄さんもうちの母も、まぁ、暢気で…泣けるほど💧

倒れたって連絡があった時でさえ、

👨「今は畑(出荷作業)が忙しいから」

👩「(弟の)嫁さんの休みが… 12月23、24、25日。その日なら…」


結局、倒れたのが11月26日なのに、親族が駆け付けるのがひと月先の、クリスマス😢

しかも、土日挟んで、宿だって空いてるか😱😱😱ナンボスンネン


もちろん、このせっかちな私が、「了解、そりゃ、しかたないねぇ」なんて、暢気に待つはずもなく…


連日、母と上の伯父に「行かなくて良いの?」「行った方が良くない?」「私だけでも…」「私だけ、行って来るわ」「行くよ!」と半ば、脅迫のように迫り、なんとか、12月4日に決定。

もちろん、母も上の伯父も。

それが、良かったんだか、悪かったんだか…は、今後の話。